ピヨひこ
建築士の製図試験で受かる図面の特徴って、どういう図面なんだろう?
そうだね。受かる図面は「誰が見ても綺麗にまとまっていて要求を満たしている図面」と言えるだろうね。
逆に落ちる図面ってどういうのだろう?!まずはそこを明確に把握しておく必要があると思うんだ
逆に落ちる図面ってどういうのだろう?!まずはそこを明確に把握しておく必要があると思うんだ
もとさぶ
このページで分かることは?
- 綺麗な図面・不細工な図面について
- 図面の第一印象について
- ポイントを押さえた図面のランクについて
- 落ちる図面とならないコツ
綺麗な図面・不細工な図面について
注意
図面内にしっかり什器等を書いて図面ボリュームに問題がない人でも「落ちる図面」となっている可能性があります。製図図面は第一印象で「受かる図面・落ちる図面」へと分類されると言われています
受かる図面・落ちる図面は言わば綺麗な図面・不細工な図面と置き換える事ができる。
不細工な図面とは「線が薄い図面」「何度も消しゴムを使い黒く汚れた図面」「什器等がなく図面ボリュームが少ない図面」の事ではないよ
もとさぶ
落ちる図面=不細工な図面
- 建物形状がいびつ
- ゾーニングがしっかり出来ていない
- 廊下が綺麗に通っていない(動線が汚い)
これらは第一印象としてパッと見るだけですぐ判断出来るものです。(一発不合格となる様なケースは除きます)
これらは重要項目であり、講師陣が口を揃えてダメな図面として挙げています。
逆にこの3点をクリアしている図面はひとまず安心して良いと思う
もとさぶ
意外と難しい綺麗な動線
「建物形状がいびつ」であれば誰が見ても綺麗に納まらなかったんだなと感じます。
同じく「動線」についても綺麗なものでなければ納まりが悪く不細工な図面に感じてしまいます。
「動線を綺麗に通す」ということは簡単に聞こえますが…苦戦している受験生はかなり多くいます。
- 利用者、管理者のゾーニングはしっかりと分けられて動線を通しているか
- 無駄となる動線部分がないか
これらを満足出来ずに図面を書く人は、私の教室に8人中4人はいたね。
ちなみに私は動線を綺麗に通すことだけは得意だったよ
もとさぶ
ピヨひこ
エスキスが苦手だったもとさぶさんにも得意な部分があったんだね
ポイントを押さえた図面のランクについて
上記の点を押さえておけば極端に変な図面とはなりません。
なので図面ランクとしてもⅡ以上(Ⅱに近いⅢかもしれませんが…)となるのではないかと思います。
「建物形状」「ゾーニング」「動線」は製図試験に合格する為に必要不可欠な項目と言えるでしょう。
落ちる図面とならないコツ
落ちる図面に挙げた3点「建物形状」「ゾーニング」「動線」を上手くまとめられない原因があります。
それは採用したグリッドと要求室が噛み合っていないという事です。
落ちる図面とならないコツ=綺麗に納めるコツ
- 適宜とされている要求室の面積を正確に算出する
- 全体の要求室面積を見て適切なグリッドを採用する
採用したグリッドで図面の良し悪しが決まる…つまり「エスキスの段階で全ては決まる」ということ
もとさぶ
エスキスは何度も何度も練習をして色んなパターンの引き出しを作っておこう!
まとめ
今回は受かる図面・落ちる図面についてのポイントを記載しました。
試験に大きく影響する箇所なのでしっかりと覚えておきましょう!
また下記記事には「製図試験の足切り」について詳しくまとめています。
前もって足切り箇所を把握しているだけで、製図の対策方法や見方が大きく変わると思うので参考にしてみてね
もとさぶ
