建築士学科試験日の2週間前から始める製図対策準備【手引き】

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注意
今回記事は「独学で学科試験を受ける人」「学科対策と製図対策で資格学校を分ける人」を対象としています。

すでに「学科対策~製図対策まで」一つの資格学校に決めている人は対象外記事となります

製図対策で【1番大きな選択場面】となるのが「どこの資格学校に通うか」ということ。

その上で「学校の比較」はとても大切なことです。

今回は2週間前だからこそまだ間に合う製図対策への準備について説明していきます。

ピヨひこ

建築士学科試験までとうとう2週間を切ったよ…なにか「気をつけておくべきこと」や「準備しておいた方がいいこと」ってあるかな?
そうだね~。学科試験対策は過去問重視で大詰めって感じだね。
それよりもその先…つまり製図対策への準備もある程度頭に思い描いておいた方が良いかもね

もとさぶ

ピヨひこ

製図対策なんて学科試験終わりでいいんじゃないの?!
学科試験が終わると資格学校の製図授業がすぐに始まるんだ。なにも決まっていない状態だとかなりドタバタになる。
だからあらかじめ学科試験の前に「簡単な準備」を先にしておく事で製図対策へとスムーズに移行できるから、今回はその方法を教えておくよ

もとさぶ

ピヨひこ

準備って…なんだか時間が掛かりそうだね…
大丈夫。準備と言っても時間が掛かることじゃないから安心して

もとさぶ

このページで分かることは?
  • 学科試験前のうちに考えておきたい製図対策への準備について
  • 学科試験後にするべきこと

学科試験前のうちに考えておきたい製図対策への準備

まず初めに決めておきたいのが製図試験を「独学で受けるのか、それとも資格学校に通うのか」ということ

もとさぶ

製図対策は独学で!!の方

ピヨひこ

製図を独学でって…意外と多いのかな?
あまり聞いたことがないけど、中にはいるみたい。
個人的に製図の独学は相当難しいと思う…でも、中には合格している人もいるっていうから驚きだよね

もとさぶ

独学で受ける方は下記テキストを参考にしてみて下さい。

以下のポイントを押さえれば、独学でも解決する事が出来ると思います。

  • 「基本的な作図知識」(トイレや設備関係等)の大きさ等はテキストを見て対処
  • 「作図スピード」については何度も練習をすることで対処

上記の2点は資格学校に通っていても一緒です。

ただし【作図プランの良し悪し】というのは自身で解決することが出来ません。

学科試験の答えは一つですが…製図試験の場合、正解となるプランが一つではない為「自分のプランが合っているのか。間違っているのか」という判断をする事が出来ません。

第三者(製図対策のプロ)にチェックしてもらう必要があるよ。
独学でも短期間で実施される製図対策講座は受講しておくべき

もとさぶ

MEMO
費用はなるべく抑えたいところでしょうが…必要最低限の費用は覚悟しておきましょう

製図対策は資格学校で!!の方

製図対策は資格学校にしよう…とは決めているものの「どこにしようか決めていない。または迷っている」という人もいるでしょう。

今回の記事で一番伝えたかったことはココなんだよね

もとさぶ

冒頭でも話していたように学科試験が終わってから「資格学校を決める」となると時間がなくドタバタしてしまいます。

ですが…あらかじめ準備しておくことで段取りよくこなせます。

資格学校を決めるまでの段取り
  1. 各学校の条件等は把握し比較しておく(学科試験1~2週間前)
  2. 気になる学校へは足を運び説明を聞きに行く(学科試験後)
  3. 資格学校を決定する

各学校の条件等は把握し比較しておく

製図講座の特徴は各学校によって違います。自分が気になるポイントは講座資料で比較して押さえておきましょう。

ただ、資料が届くまでに数日かかるので注意が必要です。

ピヨひこ

だから学科試験1~2週間前に準備しておくべきなんだね
試験前は学科試験に集中したいだろうから、先に資料だけ取り寄せて学科試験終了後に目を通すという方法もあるよ。
もちろん、もっと余裕がある時期から取り寄せて比較しても良い

もとさぶ

学科試験後にするべきこと

学科試験後いよいよ学校決めとなります。

講座資料を見て他に気になる所がある場合「電話時に聞くか、説明を聞きに行く」という選択肢があります。

その時の注意点をいくつか挙げておこうと思います。

  • 説明を聞きに行くのなら少しでも早く聞きに行った方が良い
  • 「電話対応」「説明対応」の相手は営業の方。営業の方は建築知識のない人が多い(建築学部出身とかでもない…)
    当然建築士資格を持っている訳でもないので「製図の勉強方法、進め方と言った直接的なアドバイス」は得られない
  • 平日に説明を聞きに行くと思うので授業風景は確認出来ない(たいてい土日授業の為)
  • 説明を聞きに来ただけなのに、なかなか帰してくれない

資格学校に説明を聞きにいく場合、製図対策が始まるまでの時間が無いので少しでも早く聞きに行きましょう。
例を挙げると…私が受講した2016年度(平成28年)の場合だと学科試験日が7/24(日)、製図初授業は7/31(日)でした。(総合資格の場合「水曜日・土曜日・日曜日」のいずれかから選択します)
最低でも学科試験終わりから3日程度で全て回っておきたいところです。

ピヨひこ

実質6日間の内に「学校へ説明を聞きに行く。学校の選択。契約。製図道具の準備…」なかなかハードだね
そうなんだ。あまり迷っている暇がない

もとさぶ

以下には「念のために聞いておいても良いのかな」と思える事と「費用に直結する部分の確認事項」としていくつかまとめてみたので参考にしてみて下さい。
あらかじめ相手(学校側)から電話が掛かってきた時に事前に伝えておいて、後日会う時に用意して貰う…という流れの方が相手も準備しやすいと思います。

  • 製図授業のカリキュラム表を用意して貰う
  • オプション講習の回数と費用の確認
  • 製図用紙とエスキス用紙は有料なのかどうか。
    授業外で貰う場合は別途費用がかかるのかを確認
  • 講師は選択出来るのかどうかを確認

オプション講習について『本年度はまだ分からない』と言われるかもしれません。
その場合「前年度のオプション講習の日程・費用でも良いです」と交渉してみましょう。
それでも貰えないかもしれませんが…

製図用紙・エスキス用紙は枚数がかさむ物なので念の為に聞いておいた方が良いかなと思います。

講師の選択であらかじめ知人から「オススメの講師」を知っている場合、そのオススメの講師へと割り当てて貰える様に交渉してみましょう。
ちなみに総合資格だと、講師変更は授業が始まってからでも可能です。
ただし、変更料として1万+税が掛かるので注意して下さい。

まとめ

最後に…営業の方から「早くしないと席が埋まりますよ?!」という脅し文句を言われるかもしれません。…でも騙されないでね。
焦らしてその場で契約を取ろうという心理作戦だと思うんだ。
きっと資格学校側としては一人でも多くの受講者を増やしたいはず。席を詰めてでも場所を確保するだろうからね

もとさぶ

資料を比較したり、説明を受けたり…自分が納得する答えが出るまで学校選びには慎重になりましょう。

製図対策はわずか2カ月2週間の短い期間なのに、選ぶ学校によって数十万も受講費が違います

よく生徒内やネット内で話題に挙がるのが…各資格学校で「当たり年と外れ年」があるということ。
つまり各資格学校の予想する問題や対策傾向が「本試験問題と近かったのか、それとも遠かったのか」というものです。

予想・対策傾向の当たり外れは、どこの資格学校にも起こりうる話し…
なので一番被害が少ない選択として「費用が安い」学校を選ぶのも全然アリだと思います。

これはマジな話しだよ…
個人的には「講師付」であればどこの資格学校でも良いと思うな

もとさぶ

と…言っても選ぶのはアナタ自身です。
まずはそれぞれの資格学校の比較から始めて納得できる選択をしましょう。学科試験の2週間前だからこそ余裕を持って悩む事が出来ます。

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