一級建築士製図 時間配分とエスキス・記述・作図へのアドバイス

製図2

製図試験の「時間配分」や「エスキス・記述・作図」へのワンポイントアドバイスを書いていきたいと思う。特に【出題者の意図を理解する】【製図試験はエスキスの段階で決まる】というのは重要だよ

もとさぶ

このページで分かることは?
  • 製図試験の時間配分
  • エスキス、記述、作図へのワンポイントアドバイス

製図試験の時間配分について

まず一級建築士製図の試験時間を確認していきましょう。

一級建築士・製図試験時間

注意事項等説明 10:45~11:00

設計製図 11:00~17:30(6時間30分)

昼休憩やトイレ休憩といった時間は用意されていない。
試験が始まる前に昼食やトイレは済ませておこうね

もとさぶ

試験中にもトイレに行けますが、その間も試験時間は進んでいるので注意して下さい。

製図試験は何から始めるか(取り組む順番)

製図試験は以下の4つの構成で分ける事が出来ます。

構成1:課題文を読み取る
構成2:エスキス
構成3:記述
構成4:作図

構成1~4は実際の製図試験で取り組む順番を示しているよ

もとさぶ

ピヨひこ

作図をどうして最後に回すの?
作図を最後に回す理由

 

作図は完成までの時間が読みにくく時間を掛ければいくらでも書きこめます。つまり、途中で手を止めるタイミングが難しいという事です。
その為先に記述を完成させておくことで、記述を白紙で提出するリスクを回避することができます

目安の時間配分

続いて試験時間6時間30分の時間配分を記載していきます。

  • 『課題文を読み取る、エスキス』合わせて2時間
  • 記述で1時間
  • 作図で3時間
  • 見直しに30分(エスキス時と最終)
作図スピードが早いほど時間的余裕が増える。つまりエスキスや見直しにかけられる時間も増えて有利になる

もとさぶ

ワンポイントアドバイス

簡単なアドバイスを挙げていくね

もとさぶ

課題文を読み取る

課題文は「指定されている条件」「自分で算出する部分」「出題者の意図」があります。

難しいのが「出題者の意図」です。周辺環境や課題文をしっかり読んで「どういう建物を望んでいそうなのか」を見落とさないようにしましょう!

課題文にしっかり書かれていたのに『えっ。気付かなかった』と言う人が意外に多い。本番だからこそ注意深く見る必要があるんだ

もとさぶ

エスキス

製図試験はエスキスの段階で決まると言われている。プランもだけど、面積関係にも気を付けてね

もとさぶ

エスキスは1/400です。

什器のレイアウトに迷いそうな場合はエスキス段階で詰めておいて、1/200の作図へ移行しても手が止まらないように準備しておきましょう。

私の場合、作図途中に什器や開口位置で手が止まる傾向があった。
その為エスキス段階で「開口位置は全て落とし込む、什器もある程度書いておく」という作図法に切り替えて練習していたよ

もとさぶ

製図試験にも足切りがあります。注意して下さい。

必勝1一級建築士製図 試験には【5箇所】足切りがあるって事知ってた?

記述

記述は課題によって覚える内容が少し変わります。

まずは「テキストや過去課題の例題」を見て覚えましょう。
また総合資格では講座中盤以降に『記述集』が配布されると思います。そちらも参考になるので見ておいてください。

ピヨひこ

どんな所を見たらいい?
「文章の流れ」「まとめ方」「キーワード」を覚えておいた方がいい。キーワードさえ頭に入れておけば文章を組み立てやすくなる

もとさぶ

記述はある程度パターンで覚える事が出来ます。ただし覚えるのに時間が掛かるので、製図対策が始まればなるべく早い時期から取り組んで覚えておきましょう。

試験では半分程度しか出ない?!

ただ記述をしっかりと覚えていても、本試験では覚えた事の半分程度しか出ないかもしれません。

私が受けた2016年度では「半分」はテキストや過去課題資料で対応できたけど…残りの半分は初めて見る内容でむちゃくちゃ焦った

もとさぶ

詳しく説明すると、A3の記述用紙左側は学校で習った事で対応が出来右側は新規内容。といった形です。

補足
『もしかすると半分程度は初めて見る問題かも』…と思っていれば当日の焦りも軽減されるでしょう。
場合によっては「全部初めて見る内容」…といった可能性も十分にあります

作図

たまに耳にするのが「階段とEVの平面的なズレ」…これは間違いなく一発不合格となります。

柱を書き終わった後に「各階の階段とEV」を先に書きこむことで平面のズレを早めの段階で防ぐことが出来るよ

もとさぶ

まとめ

作図の練習時から時計を見る癖を付けておいた方が良いです。

そして自分は「何が苦手」で「どこに時間が掛かっているのか」など自己分析も必要になってきます。

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